オーナー紹介 オーナーになるまでのストーリーは十人十色。先輩経営者の声を紹介します。

owner interview 大坪辰徳otsubo tatsunori

  • プロフィール
    愛知県生まれ。2004年入社。静岡、愛知、三重の各店を経験し、2012年独立。開業に際しては地元の上社店を希望し引き継ぐ。現在は名古屋市内の2店舗を経営している。
  • 経営店舗
    カレーハウスCoCo壱番屋 上社店
    カレーハウスCoCo壱番屋 天白植田店

壱番屋で独立の道を選んだ理由は?

もともと自分の両親が寿司屋を営んでいましたから、私も自分のお店を持ちたいなと漠然と考えていました。大学卒業後の進路も、将来の独立を意識し、コンビニやスーパーなどの説明会にも行きました。でも、入社後の目指すところが「店長」だとか「幹部候補」という立場で止まっていて…。
壱番屋だけでしたね。「独立して自分の店舗を」とはっきりとうたっていたのは。しかも、「最短で2年、自己資金ゼロ」とありました。そうか、お金を持っていなくても2年で独立できるんだ、と。
夫婦2人でいっしょに働けるところにもすごく魅力を感じましたね。両親が自分の店でいっしょに働く姿を見て、自分なりに感じるものがあったんだと思います。決してラクではなかったと思いますが、私にとっては感謝し、尊敬できるお手本だったので。

独立を目指すなかで、どのような壁にぶつかり、その壁をどう乗り越えましたか。

入社1年目でいきなり壁にぶつかりました(笑)。最初は掃除ばかりで体力的に辛くて、入社3日目にして「向いてないのかな」と諦めそうになりました。
また、当時の私は人と話すことが苦手で、内にこもってしまうタイプでした。アルバイトさんから「大坪さんは何を考えているかわからない」と言われたことも。ただ「私自身変わらなきゃいけない」とも感じていましたから、店長のアドバイスもあり、自分のことを話したり、夢や希望を口に出して言うようになりましたね。
独立まで8年。正直精神的にも長かった。最後の1年は「今年独立できなかったら辞める」と自分を追い込んで、具体的にこうこう結果を出しますから、等級をあげてくださいと自分からアピールするようになりました。そして、その年に独立できました。追い込まれないとなかなか実行しない自分の性格から、それだけの時間がかかったんだと思います。

モチベーション 推移グラフ MOTIVATION GRAPH

モチベーション 推移グラフ MOTIVATION GRAPH

  • 1

    入社。面接では将来ベンツに乗りたいと話す<22歳>

  • 2

    入社3日目にして向いてないかもと悩む<22歳>

  • 3

    店長として大型店舗を任され、やる気上昇<25歳>

  • 4

    入社6年。本当に独立できるか不安を感じる<28歳>

  • 5

    今年独立できなければ辞める!と周りに宣言<29歳>

  • 6

    売上前年比28ヵ月連続クリアを記録!

あなたが思う、壱番屋の強みを教えてください。

全国展開し、多くの店舗のネットワークがしっかりしているところでしょうか。全国のスーパーバイザーが集計した地域ごとの細かなデータや成功事例などが、週に2回配信されます。こうすると売上が上がる、こんなトラブルがあったので注意するようとか、非常に具体的なんですよ。店舗経営の参考にできる情報がたくさんあり、すごく役立っていますね。
それからなんといっても「ブルームシステム」は大きな強みだと思います。ここまでできたら何等級と、基準が明確。そろそろ独立しようかな、といった曖昧なものではなく、ここまでできたのだから自分は独立できるのだとはっきり理解できます。もちろんこのシステムの中には、店舗マネジメントや人材育成などまで含まれています。じっくり学べるからこそ、他社にはない壱番屋だけの信頼のシステムだと言えますね。

独立を目指す方へのアドバイスをお願いします。

自分が頑張って出した結果が、しっかりとカタチとなって返ってくることは大きなやりがいです。僕自身、独立を果たした1年目から社員時代の2倍以上の収入を得ています。また、働いてくれているスタッフの時給アップも自分の判断でできるようになりました。これは社員時代の直営店では許されなかったことです。経営者として自分だけではなく、働くスタッフのモチベーションも考えて店舗を運営していく面白さも感じています。
私は入社3日目にして挫折しかけました。でも、8年かかりましたが独立できました。絶対に諦めないでください。続けてください。必ず独立できます。
この間、アルバイトとして働いている高校生のスタッフが「僕も大坪さんのように、将来独立してCoCo壱番屋のお店を持ちたいんです」と私に話してくれました。こんな喜びも待っていますよ。

独立者の言葉

「8年は長かった。しかし、私には必要な8年だった。」

SIDE
STORY

実は妻とは赴任先で出会いました。壱番屋の仕事には理解があるし、結婚後、三重の店舗へ異動になった時もついてきてくれて、独立を目指す私を支えてくれました。店舗でも一緒にいつも力になってくれています。いまは2歳の娘もいて、そろそろマイホームを、と話しているところです。

経営者への
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壱番屋で独立を目指す方には、まず「説明会への参加」からスタートしていただきます。