独立後に健全経営を維持できる経営力を身につけるには、一定期間の鍛錬が必要だと私たちは考えます。まずは、正社員として壱番屋に入社。安定収入を得ながら、オーナーとして必要なスキル、経営ノウハウをじっくりと身につけます。
多店舗経営のオーナーも、ほとんどが業界未経験者。調理、接客、売上管理など自分にできる範囲を日々増やし、着実にオーナーの道を登りました。
個々の実力に応じて、さまざまな立地・規模の店舗で経験を積み、着実に成長できます。評価は毎月実施され、配属先の店長とスーパーバイザーが行います。等級が上がるごとに給与もアップします。毎月給与があがる可能性もありますが、着実に力を身につけることが大切です。
等級 | 必要な能力 |
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1 | |
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3 | |
4 | 人事管理・部下の教育ができる |
5 | 売上を予測した適正なシフトを組むことができる |
6 | お客様に応じたオペレーションを単独でできる |
7 | オペレーションを単独でできる |
8 | 洗い場・ライス管理ができる |
9 | 壱番屋のニコ・キビ・ハキを学び、実践 |
評価項目には、数値目標の内容はほとんどなく、売り上げや利益に応じたインセンティブもありません。大半がQSCの徹底や従業員とのコミュニケーションに関する評価項目です。
店のレベルを決定づけるのが、オーナーを含めた店長の力。「顧客満足度(CS)」と「従業員満足度(ES)」。この二つを向上させることが、オーナーの職務のすべてと考えます。
独立資格を得るのは3等級以上。ある一定期間を経れば、昇格できるといったルールもありません。4等級からは、マネジメント能力が問われます。それ以降クリアできず諦める人も多くいます。実際に独立オーナーになるのは1割未満。壱番屋の独立支援制度が狭き門なのは、失敗しない経営力を身につけて巣立って欲しいから。だからこそ、今もなお9割以上のオーナーが健全に経営を続けているのです。